消防設備は一度設置したらそれで良いという訳ではなく、定期的な交換やメンテナンスが必要です。
消防設備を安全に使用するためには耐久年数が切れる前に交換しなければなりません。
そこで、消防設備の耐久年数、法定耐用年数との違いなどについて解説します。
耐用年数には「法定耐用年数」と「耐久年数」があります。
耐久年数はメーカーが設定した「問題なく使用できる期間」のことを指します。
一方、法定耐用年数は機械設備や建物などの固定資産を使用できる期間を法的に定めたもので、「資産価値はこれくらいの期間で失われる」と定めた期間のことです。
簡単に言えば、法定耐用年数は会計で使用する年数、耐久年数は実際にその設備が問題なく使える期間です。
例えば消防設備で言えば、火災報知器の法定耐用年数は8年と定められています。
一般的に消防設備の更新時期の目安は以下のようになります。
・自動火災報知設備(受信機)
耐久年数の目安:15年程度
・自動火災報知設備(煙式感知器)
耐久年数の目安:10年程度
・自動火災報知設備(熱式感知器)
耐久年数の目安:10年程度~15年程度
・防排煙設備(防火戸用ロック)
耐久年数の目安:7年程度~8年程度
・防排煙設備(連動操作盤)
耐久年数の目安:20年程度
・業務用消火器
耐久年数の目安:10年程度
・住宅用消火器
耐久年数の目安:5年程度
ビルでも住宅でもおなじみの消防設備である消火器にも使用期限が定められています。
消火器の本体に使用期限等が表示してありますので、必ず確認して交換する必要があります。
業務用消火器は「設計基準使用期限」と表示されており、使用期間は概ね10年程度です。
住宅用消火器は使用期限は概ね5年程度です。
住宅用消火器は薬剤の詰め替えができない構造となっており、本体ごと交換が必要です。
使用期限を過ぎた消火器は破裂による人身事故の危険性がありますので、使用期限が来たら放置せず、速やかに新しい消火器に交換しましょう。
また、使用期限が来ていなくても腐食、キズ、変形が見受けられた場合にはすぐに交換する必要があります。
消防設備はいざというときに避難を誘導するなど、人の命を守る装置・機器です。
点検せずにそのまま放置しておくと劣化に気づかず、人命に危険を及ぼす可能性もあります。
消防設備は非常に重要なため、大きな装置から小さな備品に至るまで定期的な点検とメンテナンスを行い、耐久年数が訪れた消防設備は速やかに交換するようにしましょう。
安心安全な消防設備を導入するためには消防設備・防災設備の専門業者に相談しながら決めていくのがおすすめです。
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