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2019.02.08
煙感知器と炎感知器について

前回は感知器の1種、熱感知器について詳しくご紹介しました。

感知器の中では安値ですが、熱を感知するという性能のため

煙から火に移行した熱で熱感知器が作動した頃にはすでに出火状態となっているとされています。

今回は、残りの煙感知器と炎感知器について詳しくご紹介していきます。

 

・煙感知器

煙感知器とは火災の初期に発生する煙を感知するものです。

火災の早期感知に非常に有効ですが構造の複雑さから、熱感知器よりも価格が高くなっています。

煙感知器は検出部に結露すると使い物にならないため屋外では使用禁止です。

煙感知器は初期消火が可能なため一般的に普及しています。

特に消防法上の無窓階判定を受けた特定用途建築物では、煙感知器を設置する義務があります。

 

無窓階とは

無窓階とは、建物の地上階のうち、避難や消火活動に使用することができる開口部が

一定の以上の面積がない場合のことを言います。

無窓階と判定された場合は、避難や進入に支障が出るため、

それを補うための消防設備を設置する必要があります。

 

特定用途建築物とは

“特定用途建築物は集客施設(床面積500㎡から1000㎡未満)、葬祭場(床面積1000㎡未満)、

集合住宅(ワンルーム住戸数20戸以上)のことをいう”

 

 

煙感知機には光電式スポット型、光電式分離型とイオン化式の3種類あります。

▶︎光電式スポット型感知器

光電式スポット型感知器は光の乱反射を利用して煙を感知する方式です。

煙感知器の種類の中では一般的に普及しているものです。

煙を利用して、LEDの光を屈折させてLED受光部に入ると火災と判断する仕組みになっています。

一か所に熱源があるような厨房などの設置するのが効果的です。

 

▶︎光電式分離型感知器

光電式分離型感知器は光を発する送光部、光を受ける受光部が向かい合って設置されます。

送光部から発射された光線を常に受光部で受けています。

この送光部と受光部の間に煙が入ると光線が遮光されるので、この光線の減り具合を受光部で検知し煙を感知します。

この仕組から減光式とも呼ばれ、最大100mまで離して設置することができます。

 

▶︎イオン化式スポット型感知器

イオン化式スポット型感知器は放射線の電離作用を利用して煙による電離電流の変化を感知する方式です。

他の方式よりも高感度のため費用対効果に優れている面などから海外では煙感知器の主流です。

アメリシウム241という放射性物質が入っているため日本では、不要になった場合の廃棄に注意が必要となります。

 

 

・炎感知器

炎感知器とは火災のときに発生する炎の中には、目に見える可視光線のほかに、

紫外線や赤外線を含んでおり炎から放射される赤外線や紫外線の変化が一定量以上になった時に火災を感知します。

紫外線スポット型感知器は即応性に優れますが家具等が障害になり炎が感知できない場合は検出できません。

感知器の消費電量が他の方式よりも多いため電池では長期間使用できません。

 

炎感知器は劇場や映画館のような煙や炎が天井面にたどり着けず拡散してしまうような天井が高い、

あるいは大空間のスペースで設置されます。


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